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執筆者の写真shirouchi

突発性難聴が鍼灸で改善

更新日:4月26日

52歳 男性 

昨年の9月頃、突発性難聴を発症。

仕事と家庭のストレスにより、不眠により睡眠時間は3時間で寝た気がしない。疲労感や耳は常に突っ張っている感じがした。

耳の閉塞感により携帯電話の音は聴き取れず、耳鳴りは、ざーざーという音や高い電子音が大きい音や小さい音が繰り返し、常になってやまない。


病院、整体、鍼灸院と通い薬や様々な治療して試したが、気持ち変わる程度で耳の閉塞感と耳鳴りもなかなか改善されなかった。半分諦めかけていたところ、1月に知り合いの紹介で、当院を受診。

顔は疲労顔貌、手足は冷え、最近汗をかきやすい。触ると背中や足は汗をかいている。

首こり肩こりがある。便は、軟便が続いていて、疲れやすいなどの症状がある。食欲は旺盛だが食後はお腹が張ってしまう。

舌は淡白で苔は薄い。脈細弱で尺部が沈んでいる。

治療は、主に督脈の大椎、至陽、命門などのツボや、肝兪、脾兪、腎兪、大腸兪などのツボを取る。膻中、関元、中脘、足は足三里、上巨虚、三陰交、太渓、太衝などを取る。お灸も加えて温陽をかけた。同時に耳に対して、主に手の少陽三焦経や足の少陽胆経などのツボをとり、頭部もツボを取る。


5回の治療で耳の聞こえ方が変わってきて、身体の冷えや、汗もかかなくなり便も形ある普通の便が出る様になった。同時に疲労感もなくなり身体が暖かく感じる。

「先生、脚が暖かくて体の調子が凄くいいよ!」と喜んでおり、耳の閉塞感も無くなり携帯電話で普通に聴き取れると喜んだ。


現在も鍼灸を続けており、体調も維持されている。現在耳の閉塞感は全く無くなり、耳鳴りも殆ど感じない。日常生活は全く問題なくなったと喜んでいる。


中医学では、同じ突発性難聴でも

人それぞれ体質も原因も状態も変わるため、

万人に同じ治療したから良くなるというものではない。その方の全身の状態をみて治療する事により治療効果を上げるものであると認識している。同じ様に悩まれている方は、

是非治療を受けていただきたい。

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